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虫愛づる姫もどき



おのりえん先生の小説、『虫愛づる姫もどき』のイラストを描かせて頂きました。
理論社さんより、2015年1月下旬発売予定です。
画像は、色校正から表紙部分を切り抜いたものです。
装丁は、南伸坊先生です。

『虫のいどころ 人のいどころ』『虫のお知らせ』と続き、ついに完結巻です。
今回は、秋から冬、そして春への物語です。
二十四節気の啓蟄から始まり、秋風から雨水へ、綺麗に円を描くように一年の時が刻まれました。

またまた勝手なる個人的感想を申し上げますと……
静謐な美しい散文詩のような世界だと思いました。
一つ一つの章が、それぞれ一枚の絵みたいなのです。
よりさん一家と、虫たちが垣間見せる幻想世界との交錯、不可思議で愉快で時に切ないその味わいは、今まで通りでありますが、でも、静かです。寂寥を感じるほどの静けさを感じました。その寂寥は、やがて春の萌しに吸い込まれるように消えていきますが、そうした気配が全て美しいのです。

さて、一枚の絵のような、と申しましたが、さすればいかにもすらすら挿絵が描けるだろう、と言いますと、それはまた別の話なのでございます。
今回も今まで以上に難航し、大迷惑をお掛けしました。
しかし、私は本当に担当編集者様に恵まれているのです。
忍耐強く接してくださっただけでなく、そこだー!と叫びたくなるほど的確かつ最善のアドバイスをくださり、入稿までの難路を導いて頂きました。心から感謝しています。

そして、おのりえん先生には、恐らく史上最悪の極道挿絵担当者だったと思いますが、優しく温かく忍の一字で待ち続けてくださり、申し訳なくも心から感謝しています。私にとっては菩薩様以上の存在でした。

1巻挿絵を描いていたのが2012年秋、それから本巻の2014年冬まで、私生活で奇妙な出来事が次々起こる不思議な年回りでした。そうしたことも、この作品が持つ神霊性の顕れではないかと、考えたりもしています。

今まで、作者様にご迷惑を掛けるのが恐ろしくて、挿絵のお仕事から逃げ続けていたのですが、納得いくまで取り組むことができて(出来はともかくとして)、本当にためになったし、良かったと思っています。
全3巻、私にとって宝物になりました。
どうもありがとうございました。

本文イラストは、モノクロ25点(内見開き4点)です。
前巻までは↓こちらです。

虫のいどころ 人のいどころ虫のいどころ 人のいどころ
(2013/03)
おの りえん

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虫のお知らせ虫のお知らせ
(2014/06/20)
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